隠れ念仏
上名黒羽子の隠れ念仏
上名黒羽子の橋ケ谷にはかくれ念仏に使用されたと伝承される洞穴が現存しています。 薩摩藩時代、士農工商による封建制度の妨げになるとして、厳禁されていた一向宗(浄土真宗)の信者たちが、人目をしのんでこっそりかくれて信仰する際使用されたものです。 特に、薩摩藩による一向宗厳禁の抑圧は残酷をきわめ、身分降格の他、斬罪、流刑、むち打ちなど拷問・酷刑に処すという徹底ぶりでした。 その為、信仰するには人里離れた場所であり、しかも絶対に発見されないような場所でなくてはなりません。 橋ケ谷の洞穴は高さ約10メートルの岩山の崖下の所にあり、入り口は幅約3メートル高さ約1メートルで奥行きは約6メートルあります。十分な広さ、内部で折れ曲がってる構造、どれをとっても格好の場所でした。